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最終更新日 2024年4月18日
2021 年 4 月
最新の UiPath 製品である Cloud Insights の一般提供 (GA) を、Automation Cloud の企業ユーザー向けに開始しました。Cloud Insights では、強化された ROI の追跡機能や報告機能に加えて、RPA の運用状況やユーザー定義のビジネス KPI をシームレスに分析・確認できます。
オンプレミス版の Insights と同様に、Cloud Insights では簡単にカスタマイズできるダッシュボード テンプレートのライブラリが利用できます。カスタマイズしたテンプレートを使用して、オートメーションのパフォーマンスやビジネスへの影響を追跡、測定、報告できます。
オンプレミス版の Insights と Cloud Insights の使用感に大きな違いはありません。ただし、以下の変更点がありますのでご注意ください。
- Cloud Insights では、基となるプラットフォームとして新しく Google Cloud 製品の「Looker」を使用しています。
- Cloud Insights には、ロボット、プロセス、キュー、ビジネス ROI のダッシュボード テンプレートが付属しています。
- Cloud Insights では、UiPath Orchestrator 側の操作は不要です。
- Cloud Insights では、無制限のビューアー ユーザーと 10 人のデザイナー ユーザーを利用できます。
- Automation Cloud の Community プランのユーザーは、Cloud Insights を利用できません。
- Cloud Insights では、新しくなった ROI ダッシュボードのユーザー エクスペリエンスを提供しています。
リリース ノートの Cloud Insights のセクションに加え、製品を最大限に活用するためにユーザー ガイドにも目を通すことをお勧めします。
Cloud Insights には既知の問題がいくつかあります。シームレスなユーザー エクスペリエンスを実現させるため、現在これらの問題の解決に取り組んでいます。
- ログやキューのカスタム変数は、現在個別のフィールドとして公開されていませんが、今後公開される予定です。
- ダッシュボードへのアクセス権を個々のユーザーやグループと共有することはできません。静的なレポートをメールで送信することのみ可能です。
- ダッシュボード ファイルはエクスポートまたはインポートできません。
- Cloud Insights の Community バージョンは提供されていません。したがって、ライセンスを購入した、または Enterprise 無料トライアルを使用中の企業ユーザーのみが Cloud Insights にアクセスできます。
- Cloud Insights は現在、米国および北ヨーロッパのリージョンでホストされているテナントでのみ利用可能です。
- オーケストレーション プロセスに対応するアクティビティを活用し、一時的に [中断] ステートになるプロセスにおいて、「ジョブの実行時間」のカウントにジョブの開始から終了までの時間が使用され、中断中の時間が除外されません。実行時間の計算が不正確になる可能性があるため、この問題は近日中に修正される予定です。
- 「Looker」の制約により、数値の書式設定は現在ローカライズされていません。
- スペイン語 (メキシコ) には現在対応しておらず、既定でスペイン語 (スペイン) で表示されます。
- 言語を変更しても、[マイ ダッシュボード] にコピーしたテンプレートにその変更が適用されません。コピーを作成する前に、目的の言語を選択するようにしてください。
