- 概要
- 要件
- インストール
- インストール後
- 移行とアップグレード
- 監視とアラート機能
- クラスターの管理
- 製品固有の設定
- トラブルシューティング
Automation Suite の概要
Automation Suite では、UiPath® Business Automation Platform を好みの環境にデプロイできます。必要に応じて、データ センターやパブリック クラウド (Azure、AWS、GCP) 内の Linux サーバー (ベア メタルまたは仮想マシン) にデプロイすることも、アマゾン ウェブ サービス (Elastic Kubernetes Service) や Microsoft Azure (Azure Kubernetes Service) の Kubernetes クラスターにデプロイすることもできます。
Automation Suite には以下が含まれます。
-
すべてのサーバー製品 (Automation Cloud で先駆けて提供される新製品を除く)。
-
共有されるすべてのスイート機能。これにより、すべての製品にわたって、AD、AAD、SAML など既存のエンタープライズ システムとの連携を容易に構成できます。ユーザー、テナント、外部アプリケーション、およびライセンス管理について、スイート全体に共通のエクスペリエンスが提供されます。
-
共通エンド ユーザー ポータル。
このガイドでは、EKS または AKS クラスターに Automation Suite をインストールする方法について説明します。
Automation Suite には、最小特権の原則に従うための任意の OPA ポリシーとネットワーク ポリシーが事前に構成されています。さらに、OPA ポリシーを制御するために、任意の Gatekeeper コンポーネントもバンドルされています。
uipathctl
CLI ツールを提供しています。このツールを使用して、前提条件の検証の実行、クラスターへの Automation Suite のインストール、アップグレードなどの操作を実行できます。
uipathctl
を介して管理操作を行います。たとえば、新製品の追加、証明書の更新、メンテナンス モードでの Automation Suite の構成、バックアップの取得、監視などを実行できます。
このセクションでは、Automation Suite、または Automation Suite の下層のインフラストラクチャをアップグレードする方法と、スタンドアロン製品から Automation Suite に移行する方法について詳しく説明します。
詳しくは、「アップグレード」をご覧ください。
UiPath では、Automation Suite の各デプロイ モデル間で同等の機能を提供することを目指しています。ただし、常に次のような違いがあるので注意してください。
ユーザー シナリオ/機能 | 埋め込み | Azure/AKS | Amazon/EKS |
---|---|---|---|
サービス機能 | |||
Orchestrator |
はい | はい | はい |
AI Center | はい | はい | はい |
AI Center と外部 Orchestrator (スタンドアロン) | はい |
いいえ |
いいえ |
Apps (アプリ) | はい | はい | はい |
Action Center | はい | はい | はい |
Automation Hub | はい | はい | はい |
Automation Ops | はい | はい | はい |
Data Service | はい | はい | はい |
Document Understanding | はい | はい | はい |
Insights | はい | はい | はい |
Automation Suite ロボット | はい | はい | はい |
Process Mining | はい | はい | はい |
Task Mining | はい | はい | はい |
Test Manager | はい | はい | はい |
Integration Service |
いいえ | いいえ | いいえ |
Communications Mining | いいえ | いいえ | いいえ |
Studio Web | いいえ | いいえ | いいえ |
アーキテクチャ | |||
Kubernetes | Rancher RKE2 | AKS | EKS |
データベース |
MS SQL 注:
Microsoft SQL Server データベース エンジンが要件を満たしている限り、追加の Microsoft SQL プラットフォーム (Azure SQL Database や Azure SQL Managed Instance など) および Amazon Relational Database Service もサポートされます。 | ||
ストレージ |
UiPath® では Ceph を提供しています。 |
|
|
サービス メッシュとルーティング |
Envoy Ingress ゲートウェイを介した、Rancher で提供される Istio サービス メッシュのルーティング |
WASM プラグインを介した、OSS Istio サービス メッシュのルーティング |
WASM プラグインを介した、OSS Istio サービス メッシュのルーティング |
OPA |
OSS Gatekeeper |
OSS Gatekeeper |
OSS Gatekeeper |
監視 |
Rancher で提供される Prometheus と Grafana |
OSS Prometheus および Grafana |
OSS Prometheus および Grafana |
キャッシュ |
クラスター内の埋め込み Redis、UiPath® が提供 |
クラスター外の Cloud Redis、顧客が管理 |
クラスター外の Cloud Redis、顧客が管理 |
ログの集計 |
Rancher で提供される Fluend/Fluent-bit |
OSS Fluent/Fluent-bit |
OSS Fluent/Fluent-bit |
Cert Manager |
OSS Cert Manager |
OSS Cert Manager |
OSS Cert Manager |
デプロイ ツール |
OSS ArgoCD |
OSS ArgoCD |
OSS ArgoCD |
デプロイのシナリオ | |||
シングル ノード (非運用環境) |
はい |
いいえ |
いいえ |
マルチ ノード (HA) |
はい (追加の HAA ライセンスが必要) |
はい |
はい |
オンライン |
はい | はい | はい |
オフライン | はい |
はい |
はい |
デプロイの方法 | |||
高度な CLI | install-uipath.sh |
| uipathctl |
対話型インストーラー |
はい (
InstallUipathAS.sh )
|
いいえ |
いいえ |
クラウド デプロイ テンプレート |
はい (AWS、Azure、GCP) |
いいえ |
いいえ |
Marketplace |
はい (AWS QS のみ) |
いいえ |
いいえ |
インストール | |||
製品の個別選択 |
はい | はい | はい |
カスタム ドメイン | はい | はい | はい |
カスタム証明書 | はい | はい | はい |
ハードウェア要件の検証 | はい | はい | はい |
プロキシ構成 | はい | はい | はい |
任意の OSS/ファブリック コンポーネント |
いいえ | はい | はい |
エンタープライズ グレードの機能 | |||
障害復旧 |
はい (アクティブ/パッシブ デプロイ) | はい
(ゾーン アフィニティのない UiPath® サービス用のマルチゾーン アーキテクチャ。Insights はサポートされません。) | はい
(ゾーン アフィニティのないマルチゾーン アーキテクチャ。 Insights はサポートされません。) |
バックアップ/復元 | はい | はい | はい |
アップグレード |
はい | はい | はい |
トラブルシューティング | |||
サポート バンドル | はい
(
support-bundle.sh )
|
はい (
uipathctl )
|
はい (
uipathctl )
|
診断ツール | はい
(
diagnostics-report.sh )
| はい
(
uipathctl )
| はい (uipathctl )
|
健全性チェック |
いいえ | はい (uipathctl )
| はい (uipathctl )
|
セキュリティ | |||
FIPS 対応ホスト |
はい |
はい |
いいえ |
Gatekeeper/OPA ポリシー | はい | はい | はい |
ネットワーク ポリシー |
いいえ | はい | はい |
強化された UiPath® サービス コンテナー イメージ | はい | はい | はい |
ArgoCD SSO |
はい (LDAP のみ) |
はい |
はい |
サービス通信の mTLS |
はい |
はい |
はい |
移行オプション | |||
スタンドアロンの Orchestrator から Automation Suite への完全な移行 | はい | はい | はい |
スタンドアロンの Orchestrator から Automation の単一テナントへの移行オプション | はい | はい | はい |
埋め込みの Automation Suite から AKS/EKS 上の AS |
はい |
はい |
はい |
詳細 |
手順 |
---|---|
Automation Suite の要件とインストール手順 |
詳細 |
手順 |
---|---|
最初のプラットフォーム構成を完了します。 | |
1 つ目のロボットを接続する | |
一元化された場所から、スタックの監視、問題のトラブルシューティング、アラートの作成、およびダッシュボードの表示を行います。 |
以下から、該当する製品ガイドに移動できます。
製品 |
評価チェックリスト |
---|---|
Orchestrator | |
Automation Suite ロボット | |
Automation Hub | |
Automation Ops | |
Test Manager | |
AI Center | |
Action Center | |
Task Mining | |
Apps (アプリ) | |
Insights | |
Data Service | |
Process Mining | |
Document Understanding |