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テナントについて
テナントを使用すると、実際の組織と同様に業務フローや情報を分離して組織構造をモデル化できます。テナントは、ユーザーのグループごとにサービスを整理・管理することのできるコンテナーの役割を果たします。たとえば、テナントを部署ごとに作成すれば、部署ごとに有効化するサービスを必要に応じて決定できます。各テナントでは、各クラウド サービスのインスタンスを 1 つのみ持つことができます。
組織が Enterprise または Enterprise 無料トライアル ライセンス プランを使用中の場合、組織の必要に応じて複数のテナントを作成できます。 マルチテナンシーを使用すると、組織内のデータを分離できます。 この機能により、社内の部門ごとの自動化が容易になり、部門ごとにデータへのアクセスを制御できるようになります。
Community ライセンス プランの組織で使用できるテナントは 1 つのテナントのみに制限されています。
組織に招待されたユーザーは、いくつかの例外を除いて、組織内のすべてのテナントおよびテナント内のすべてのサービスを既定で閲覧できます。このため、ユーザーは業務で必要なテナントやサービスへのアクセス権をリクエストして、それらを使用することができます。
ただし、ユーザーは必要なロールが付与されるまで、データを表示したり、さまざまなサービスを操作したりすることはできません。
Automation CloudTM テナントには必ず Orchestrator サービスが 1 つ含まれています。
On-Premises Orchestrator 内では、Orchestrator インスタンスに複数のテナントを含めることができますが、Automation CloudTM では Automation CloudTM のテナントごとに 1 つの Orchestrator サービスを含めます。
Automation CloudTM のテナントは Orchestrator のテナントとは異なるものです。
Automation CloudTM のテナント |
On-Premises Orchestrator のテナント |
---|---|
Automation CloudTM 組織を細分化したものです。 |
Orchestrator インスタンスを細分化したものです。 |
1 つの Orchestrator サービスが含まれています。 |
Orchestrator の一部です。 |
他にも複数のクラウド サービス (UiPath® 製品) が、すべて Automation CloudTM 内に含まれています。 |
他の UiPath 製品と同じ媒体に存在するのではなく、連携によりそれらの製品と対話しています。 |
組織管理者は、組織内のすべてのテナントを表示および管理できます。
既存のすべてのテナントが [管理] ページの左側のパネルに表示されます。
テナントのステートは次の 2 つのうちいずれかになります。
- 有効 - テナントはアクティブで、ユーザーがアクセスすることができます。
-
無効 - テナントは非アクティブで、ユーザーがアクセスすることはできません。テナント パネル内のテナント名の横に [無効] と表示されます。