セッションをコミット

UiPath.Box.Activities.File.ChunkedUpload.CommitSession

[セッションをコミット] アクティビティは、Box の Commit Upload Session API を使用してアップロード セッション ([アップロード セッション]) を閉じ、アップロードされたチャンクからファイルを作成します。

セッションのコミット後、アクティビティは、コピーされたファイルのプロパティを含む BoxFile オブジェクト ([Box ファイル]) を出力します。このオブジェクトには、後続のアクティビティ ([ファイルを移動]、[ファイルをロック] など) でファイルを識別するために使用できる BoxFile.Id が含まれます。

動作のしくみ

以下の手順とメッセージ シーケンス ダイアグラムは、設計時 (つまり、アクティビティの依存関係と入/出力プロパティ) から実行時に至るまでの、アクティビティの動作のしくみの例を示したものです。

1. 「セットアップ」の手順を完了します。
2. [Box スコープ] アクティビティをプロジェクトに追加します。
3. BoxUploadSession の値を出力するアクティビティを追加するか外部プロセスを実行します (例 : [アップロード セッションを作成])。
4. [Box スコープ] アクティビティ内に [セッションをコミット] アクティビティを追加します。
5. [入力] セクションのプロパティに値を入力します。
6. [出力 ] セクションのプロパティのために BoxFile 型変数を作成し、入力します。
   • 入力プロパティ値は、Commit Upload Session API 操作の要求に送信されます。
   • 操作は、BoxFile の値を出力プロパティ変数に返します。
     
     

     

     
     

プロパティ

共通

• エラー発生時に実行を継続 - 例外がスローされた際にアクティビティの実行を継続するかどうかを指定します。このフィールドでは、Boolean 値のみがサポートされています。
• 表示名 - アクティビティの表示名です。 このフィールドでは Strings 型または String 型変数のみがサポートされます。

入力

• アップロード セッション - アップロード セッションのオブジェクトです。このフィールドでは BoxUploadSession 型の変数のみがサポートされています。
  • BoxUploadSession の値を取得するには、BoxUloadSession オブジェクトを出力するアクティビティを追加するか外部プロセスを実行します (例: [アップロード セッションを作成])。

その他

• プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

出力

• Box ファイル - ファイルのプロパティを含む BoxFile オブジェクトです。BoxFile 型変数を入力します。
  • BoxFile オブジェクトには、他のアクティビティで使用できる複数のプロパティが含まれます。