Action Center はオンプレミスでインストールできるため、対応する Orchestrator インスタンスの [アクション] タブ以外の専用のユーザー インターフェイスからアクションを管理できます。
Action Center は既存の Orchestrator インスタンスを必要としますが、そのインストール先は、Orchestrator と異なるサーバーでも同じサーバーでもかまいません。
認証や認可については、対応する Identity Server インスタンスと Orchestrator インスタンスを使用して管理します。これらのインスタンスは Action Center のインストール手順の中で入手できます。
適合性 (正常に動作する割合)
Orchestrator
Orchestrator 内で Action Center を使用しているユーザーは、Action Center インスタンスが既存の Orchestrator 2021.10 インスタンスをポイントするように設定する必要がありますが、それ以外の追加手順を実行する必要はありません。既存のアクションはすべて、対応する Orchestrator テナントで定義したアクセス制御に基づき、新しい Action Center ポータルでエンド ユーザーに対して反映されます。
Learn more about the Backward and Forward Compatibility between Action Center and Orchestrator.
サポート対象のトポロジ
シングル ノードのシナリオ
- Action Center が Orchestrator と同じサーバー (異なるポート) で動作する
- Action Center がシングル ノードのサーバーで動作し、分離されたシングル ノードの Orchestrator インスタンスをポイントする
マルチノードのシナリオ
- マルチノードの Orchestrator がロード バランサーの背後にある。
- 単一の Action Center インスタンスが別のサーバーにインストールされていて、Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
- Action Center がすべての Orchestrator ノードにインストールされていて、それぞれが Orchestrator ロード バランサーの URL をポイントしている。
- 負荷分散された Action Center URL がビジネス ユーザーに公開されている。
インストールの手順
- Windows インストーラーを実行します。
- [ライセンス契約の条件に同意します。] チェック ボックスをオンにして契約条項に同意し、[次へ] をクリックします。[Action Center IIS Settings] 選択ウィンドウが表示されます。

- IIS 設定に必要な変更を行います:
- インストール パス - 既定のパスを任意のパスに変更します。ユーザープロファイルのパス (
C:\Users
) は使用しないでください。IIS AppPool{Apppoolname} はこのパスに対する適切な権限がないからです。インストール ディレクトリに対する読み取りおよび書き込み権限が必要です。 - ホスト名 - ホスト名が自動入力されます。ネットワーク ドメイン下のサーバーの場合、検出可能なマシン名が HKM レジストリ キーから読み取られます。インストーラーがレジストリ値を見つけられない場合、ローカルのホスト名が表示されます。
- ポート - サーバー上の未使用のポートです。Orchestrator と同じサーバーにインストールする場合は、Orchestrator とは異なるポートを使用します。
- SSL 証明書 - 接続のセキュリティ保護に使用する SSL 証明書のサブジェクトまたは拇印です。既定では、フル コンピューター名が入力されています。使用できる SSL 証明書について詳しくは、Action Center の「インストールの前提条件」をご覧ください。
- インストール パス - 既定のパスを任意のパスに変更します。ユーザープロファイルのパス (
- [次へ] をクリックします。[Action Center Application Pool Settings] ウィンドウが表示されます。

- 必要に応じて編集可能なオプションを設定します。
- ID - UiPath Action Center の Web サイトを実行する ID を選択できます。利用可能なオプションは次のとおりです。
- アプリケーション プール ID - アプリケーション プールの既定の ID で Action Center の Web サイトを実行します。
- 特定のユーザー - 既存の Windows またはドメインの ID で Action Center の Web サイトを実行します。このオプションを選択すると、[ユーザー名] フィールドと [パスワード] フィールドが表示され、実行する ID を指定できます。
- ID - UiPath Action Center の Web サイトを実行する ID を選択できます。利用可能なオプションは次のとおりです。
アプリケーション プール ID の詳細については、 Microsoft の公式ドキュメントをご覧ください。
- [次へ] をクリックします。[Action Center UiPath Identity Server] ウィンドウが表示されます。

- 必要に応じて編集可能なオプションを設定します。
- Orchestrator URL - 既定のポート (443 または 80) ではない場合にのみ、URL にポート情報を指定します。
1 つの Orchestrator に接続できるのは、運用環境であっても、非運用環境であっても、1 つの Action Center のみです。複数の Orchestrator 環境に接続するには、Orchestrator と同じ数の Action Center を個別にインストールする必要があります。 - ID URL - Identity Server の URL を指定します。Orchestrator URL とサフィックス
/identity
が自動的に入力されます。 - Action Center URL - 入力したホスト名とポート情報に基づいて自動的に入力されます。Action Center アプリケーションがリバース プロキシまたはロード バランサーの背後で構成されている場合は、ユーザーに表示される URL を指定します。
- インストール トークン - インストールに使用するアクセス トークンです。
- Orchestrator URL - 既定のポート (443 または 80) ではない場合にのみ、URL にポート情報を指定します。
重要:
The supplied identity JWT token is expired
エラーの発生を防止するには、以下の手順を実行します。
- ID インストール トークンが有効であることを確認します (手順 7)。
- Action Center と対応する Orchestrator ホスト マシンの日付と時刻が互いに同期していることを確認します。
- [次へ] をクリックします。インストール プロセスが開始します。これで、Action Center を使用できます。
Action Center へのアクセス
ビジネス ユーザーは、URL (https://{Action_Center_host}:{port_number}/
) を使用して Action Center にアクセスできます。資格情報を使用することで、UiPath Identity Server を介して特定のテナントにログインできます。
ログインすると、[アクション] ページ (https://{Action_Center_host}:{port_number}/actions/
) にリダイレクトされます。[プロセス] ページ (https://{Action_Center_host}:{port_number}/processes/
) には画面左側のメニューから移動できます。[プロセス] ページには、URL (https://{Action_Center_host}:{port_number}/processes
) を使用して直接アクセスすることもできます。
Action Center からのストレージ バケットの要求を受け入れるよう Orchestrator を設定する
Action Center 内の機能のうち、Orchestrator のストレージ バケットに依存する機能 (フォーム アクション、ドキュメント分類アクション、ドキュメント検証アクションにおける画像と PDF のレンダリング) が期待どおりに動作するためには、Orchestrator で次の設定を変更する必要があります。
- Action Center から Orchestrator への要求を受け入れる
a. Orchestrator インストール フォルダーに移動します。
b. 管理者権限でUiPath.Orchestrator.dll.config
ファイルを開きます。
c.<appSettings>
タグの下で、キー<add key="AcceptedRootUrls" value="http://{your_localhost_name}:{port_number}" />
を見つけます。ファイル内でこのキーが見つからない場合は、手動でキーを追加します。
d. 前の手順で見つけた (または手動で追加した) キーに Action Center の URL を追加します (例:"https://{Action_Center_host}:{port_number}"
)。
括弧内の値を独自の値に置き換えます。例:
<add key="AcceptedRootUrls" value="http://localhost:1234,https://laptop-batman:555" />
注
AcceptedRootUrls
キーの値に空白文字が含まれていないことを確認してください。- ポートの値が 80 または 443 (既定のポート) 以外の場合にのみ、ポートの値を追加します。
- IIS で Orchestrator Web サイトに対する OPTIONS 動詞が許可されているかどうかを確認します。
a. IIS に移動します。
b. [サイト] のリストから [UiPath Orchestrator] を選択します。
c. [要求フィルター] をダブルクリックして [要求フィルター] ウィンドウを開きます。
d. [HTTP 動詞] タブに移動し、表示されるリストで OPTIONS 動詞を探します。
リストに OPTIONS 動詞が存在しない場合:
e. ウィンドウを右クリックして [動詞の許可] を選択します。

f. 「OPTIONS
」と入力し、[OK] をクリックします。

- IIS をリセットし、変更を反映させます。
For other storage buckets like Amazon S3 and Azure, see CORS/CSP Configuration for details on how to configure CORS and CSP settings.
4 か月前に更新