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Automation Cloud 管理ガイド
最終更新日 2024年4月15日

組織設定を管理する

組織設定は広く適用され、Automation Cloud™ を使用するすべてのユーザーに影響を与えます。設定は、すべてのテナント、すべてのサービス、すべてのユーザーに影響します。ただし、より細かくカスタマイズするためのオプションがある場合はこの限りではありません。

組織設定にアクセスする

組織管理者は、組織の設定を含む [管理 ] スペースにアクセスできます。

組織設定にアクセスするには

  • アプリ起動ツール (左上隅) から [管理] を選択します。その後、[組織設定] ページにリダイレクトされます。

  • [管理] ページを既に参照している場合は、左側のパネルの上部にある組織名をクリックします。



組織名または URL を変更する

  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。


    組織の [設定] ページが開きます。

  2. [組織名] フィールドで組織の名前を編集できます。
    30 文字までのあらゆる種類の文字を使用できます。ただし、末尾の 1 文字をアンダースコア _ にすることはできません。
  3. [URL] フィールドでは組織の URL を変更できます。
    重要: 先に進む前に、こちらから URL の変更がもたらす影響についてご確認ください。

    ルール:

    • 最大 15 文字の小文字の英数字
    • 先頭は英字
    • また、スペースや特殊文字も使用できません。


  4. 編集が終ったら、[変更を保存] をクリックして新しい名前または URL を適用します。

サイト URL を変更する

Automation Cloud の組織の URL (アカウントの論理名とも呼ばれる) を変更すると、以前の URL を使用しているエンティティに大きな影響を及ぼします。
  • サービス レベルで設定したロボットの接続が切断されます。URL を変更した場合は、新しい URL を入力してロボットを再接続する必要があります。
  • 組織 URL を含むブックマークは機能しなくなります。ユーザーに新しい URL を送信する必要があります。
  • URL の変更前に送信したユーザー招待は無効になります。まだ参加が済んでいない同僚には新しく招待を送信する必要があります。
  • Mobile Orchestrator ユーザーの接続が切断されます。再度接続できるよう、ユーザーに新しい URL を送信してください。

ローカリゼーションの設定を変更する

言語をグローバルに変更すると、組織にアクセスするすべてのユーザーに対して変更を反映させることができます。ローカル レベルで変更すると、自分自身に対してのみ変更を反映させることもできます。既定の言語は英語です。

ページ上のすべての要素をローカライズするには、ページを再読み込みしたり、いったんログアウトして再度ログインしたりすることが必要になる場合があります。

言語のグローバル設定

Automation Cloud やその他のサービスがユーザーに送信するシステム メールの言語を変更できます。

サービスにおけるシステム メールの言語設定が異なる場合は、サービスの言語設定が優先されます。



ユーザー言語の設定

各ユーザーは、[設定] ページから使用する言語を選択することで、ユーザー インターフェイスの言語を変更できます。詳細については、「ユーザー言語を選択する」をご覧ください。

UiPath の製品でサポートされている言語について詳しくは、「ローカリゼーションのサポート」をご覧ください。

企業ロゴを追加する

Automation Cloud をパーソナライズして、独自の企業ロゴをヘッダーに表示することもできます。



ロゴを追加するには、以下の手順を実行します。

  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。

    組織の [設定] ページが開きます。

  2. [企業ロゴ] の下で [ライト テーマのロゴをアップロード] をクリックし、ロゴの画像を選択します。

    最大 3000 x 3000 ピクセルのサイズの画像ファイルをアップロードできます。PNG などの透明ピクセルを許容する形式がサポートされています。画像のサイズは、縦横比を維持したまま最大幅 151 ピクセルに自動的に変更されます。

  3. ダーク背景でロゴがよく見えない場合は、[ダーク テーマのロゴをアップロード] をクリックし、ユーザーがダーク テーマを選択した場合に使用する別の画像も追加します。


  4. [保存] をクリックしてロゴを追加します。

現在のテーマに合ったロゴがヘッダーに表示されます。

サポート ID を調べる

サポート ID は、組織を一意に識別します。以下の操作を行う場合に、この ID が必要になります。

サポート ID を確認するには、[ 管理] に移動し、組織を選択して [ 設定] を選択します。 組織の [設定] ページが開き、ページの右上に [サポート ID ] が表示されます。

または、ヘッダーの [ ヘルプ ] ボタンをクリックします。 [ヘルプ] メニューが開き、サポート ID がメニューの最初に表示されます。



未使用のサービスを非表示にする

重要:

Community および Free プランのユーザーは、この機能を利用できません。

組織全体にデプロイされるサービスは、組織の管理者以外のすべてのユーザーの画面左側のナビゲーション レール上にアイコンが表示されないようにすることができます。ユーザーはサービスへの直接 URL を持っている場合はサービスにアクセスできるので、この変更はナビゲーション アイコンが削除されるにとどまります。

未使用のサービスを非表示するには、以下の手順に従ってください。

  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。

    組織の [設定] ページが開きます。

  2. 上部の [詳細設定] タブを選択します。


  3. [UI カスタマイズ] で、表示/非表示にするサービスのトグルをクリックします。

    確認ダイアログが表示されます。

    注: Apps を非表示にしている場合は、Apps を必要とするユーザーに対して Apps への直接 URL を提供してください。URL を提供しないと、ユーザーはサービスに移動できなくなります。
  4. 変更を確認します。変更は直ちに適用されません。

    トグルが更新され、選択した設定 ([表示] または [非表示]) がトグルの横に表示されます。

  5. ページ下部の [変更を保存] をクリックして変更を適用します。

非表示の項目はユーザーのナビゲーション レールには表示されなくなり、組織管理者に対してのみ引き続き表示されます。表示中の項目は、すべてのユーザーのナビゲーション レールに表示されます。

ライセンス管理オプションを変更する

ユーザー ライセンス管理を有効化することで、すべてのテナントで 1 つのライセンスを使用できるため、ユーザー ライセンスをより幅広く利用できます。この設定が無効化されると、ユーザー ライセンスは割り当てられたテナントにバインドされます。

このオプションについて詳しくは、「ユーザー ライセンス管理」をご覧ください。

ユーザー ライセンス管理を有効化する

重要:

次の場合にのみ、ユーザー ライセンス管理を有効化します。

  • クラシック フォルダーを使用していない。
  • 組織が対話型認証を使用しているか、対話型認証に切り替えることができる。

ユーザー ライセンス管理を有効化すると、Orchestrator のセキュリティ設定 [ユーザー認証を強制し、ロボット キー認証を無効化] が自動的に設定されます。ロボット キー認証を使用するユーザーは、対話型認証に切り替えるまで Orchestrator にロボットを接続できなくなりました。この設定はクラシック フォルダーには対応していません。

重要: セキュリティで保護された認証に切り替える場合は、Orchestrator アクティビティを使用したり、Orchestrator API への直接 HTTP 呼び出しを行ったりするワークフローは、2020.10 以降のアクティビティ パッケージを使用して再コンパイルする必要があります。

  1. Orchestrator で、組織でクラシック フォルダーを使用しておらず、対話型認証が適用されていることを確認してください。
  2. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。

    組織の [設定] ページが開きます。

  3. 上部の [詳細設定] タブを選択します。
  4. [ユーザー ライセンス管理][有効化] をクリックします。

    警告メッセージが表示されます。

  5. [有効化] をクリックして続行します。
  6. ユーザーにユーザー ライセンスを割り当てます。

ユーザー ライセンス管理を無効化する

組織のユーザー ライセンス管理機能を有効化したものの、有用性が低いと思われる場合は、レガシ ライセンス モデルに戻すことができます。

手順番号

内容

場所

1

ユーザー ライセンスを無効化します。

Automation Cloud > [管理] > [組織] > [設定] > [詳細設定] > [ユーザー ライセンス管理]

2

各テナントにユーザー ライセンスを再度割り当てることで、以前の割り当てスキーマを再作成します。

Automation Cloud > [管理] > [テナント] > [ライセンス] > [割り当てを編集]

3

ユーザー ライセンス管理を有効化する前に対話型認証を使用していなかった場合は、ユーザー認証の強制を無効化します。

Orchestrator > [テナント] > [設定] > [セキュリティ] > [ユーザー認証を強制し、ロボット キー認証を無効化]

システム メール通知を設定する

システム メール通知を使用すると、重要なイベントや更新について情報を組織に常に知らせることができます。 メールの設定は、管理者はカスタムのメール設定または UiPath が提供する既定の設定のいずれかを選択できます。 メールの設定は、[ 管理] の [ メールの設定 ] タブで変更できます。

通知としては、ユーザー アカウント (パスワードの回復) に関するもの、または Orchestrator などのサービスのイベントに関するものがあります。

既定のメール設定を使用する

既定のメールの設定では、システムのメール通知を送信できるように UiPath 側で事前にパラメーターが設定されています。既定の設定では SendGrid SMTP サーバーが使用され、すぐに利用を開始できるようデザインされており、追加のカスタマイズは必要ありません。
  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。 組織の [設定] ページが開きます。
  2. 上部の [メール] タブを選択します。[SMTP のオプション] ページが開きます。
  3. [既定のメール設定を使用] チェックボックスをオンにします。既定の SMTP 設定はこのページに記載されています。
  4. 既定の設定を使用して問題がなければ、[保存] をクリックして変更を適用します。これにより、組織のコンテキスト内で送信されるすべてのメールに、UiPath の既定の設定が適用されます。

既定のメール設定

既定のメール設定で使用される SendGrid SMTP サーバーの設定は、以下のとおりです。

設定

説明

値 (Value)

送信者のメール アドレス

送信されるメールの送信元として使用されるメール アドレスです。送信者の ID を表し、メールの送信元アドレスとして受信者の受信トレイに表示されます。

admin@mydomain.com

送信者 - 名前

送信者のメール アドレスに関連付けられた、人間が判読できる名前です。受信者の受信トレイに、送信者のメール アドレスとともに表示されます。

mydomain.com mailer

カスタム メール設定を使用する

メール設定をカスタマイズすることで、メールでのコミュニケーションを適切な仕様に合わせて調整できます。
  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。 組織の [設定] ページが開きます。
  2. 上部の [メール] タブを選択します。[SMTP のオプション] ページが開きます。
  3. [カスタムのメール設定を使用] チェックボックスをオンにします。
  4. SMTP 構成に必要な情報を入力して、カスタムのメール設定を構成します。
  5. SMTP の詳細設定を入力したら、[メールの設定をテスト] をクリックして設定を検証します。[メールの設定をテスト] ページが開きます。
  6. テスト メールを送信するメール アドレスを追加し、[送信] をクリックします。これにより、テスト メールが指定のメール アドレスに送信され、設定が適切かつ期待どおりに機能していることを確認できます。受信トレイにテスト メールが届いていることを確認してください。
  7. テスト メールが正常に送信および受信されたら、[保存] をクリックして SMTP の設定を保存します。これにより、組織のコンテキスト内で送信されるすべてのメールに、カスタムの設定が適用されます。

メールのカスタム設定

独自の SMTP サーバー用のカスタム メール設定を構成するには、SMTP 構成に必要な情報を入力します。

設定

説明

ホスト名

メールの送信を処理する SMTP サーバーです。

Smtp.office.com

ドメイン

メールの処理を担当するメール サーバーです。

Provider.com

ポート

メールの送信に使用される通信ポートです。ポート 25 が一般的に使用されますが、一部のメール プロバイダーでは 587 などのポートも提供されます。

25

Timeout

システムが SMTP サーバーからの応答を待機する最長時間です。指定したタイムアウト期間内にサーバーが応答しない場合、その試行は失敗したと見なされます。

180,000 ミリ秒

TLS の暗号化を使用

有効化すると、送信時に機密データが秘密の情報として保持されます。

N/A

認証を必須とする

有効化すると、システムが SMTP サーバー経由でメールを送信するために、有効な資格情報 (ユーザー名とパスワード) を指定する必要があります。

ユーザー名: name@name.com

パスワード:********

送信者のメール アドレス

送信されるメールの送信元として使用されるメール アドレスです。送信者の ID を表し、メールの送信元アドレスとして受信者の受信トレイに表示されます。

admin@mydomain.com

送信者 - 名前

送信者のメール アドレスに関連付けられた、人間が判読できる名前です。受信者の受信トレイに、送信者のメール アドレスとともに表示されます。

mydomain.com mailer

データを別のリージョンに移動する

注:

この機能は現在プレビュー版であり、リクエストがある場合にのみ利用可能です。

この機能を試用したい場合は、ユーザーの組織で有効化するようにサポートにお問い合わせください。

組織レベルのデータを別のリージョンに移行することもできます。移行をしても、サービス レベルのデータには影響しません。データは、各テナントに設定されたリージョンに残ります。詳細については、「組織のデータとサービスのデータ」をご覧ください。

重要:

はじめる前に

移行プロセスの間 (通常、30 分未満) は、組織を利用できません。ユーザーの作業が中断されることを避けるために、移行は営業時間外に実施し、あらかじめ Automation Cloud のダウンタイムの予定をユーザーに通知することをお勧めします。

移行を開始する前に、推定実行時間が計算され表示されます。

テナントが別のリージョンへのデータの転送を済ませると、ロボット ログの履歴はリセットされます。データを新しいリージョンに移動する前にログをエクスポートすることをお勧めします。

組織レベルのデータを別のリージョンに移動するには、以下の手順を実行します。

  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。

    組織の [設定] ページが開きます。

  2. 上部の [詳細設定] タブを選択します。
  3. [組織のデータ所在地] 下の [移行をリクエスト] をクリックします。


    [組織を新しいリージョンに移行] ウィザードが開きます。

  4. 最初の手順で、移行の対象となるデータに関する情報を確認し、右下の [次へ] をクリックします。
  5. 2 つ目の手順で、[新しいリージョン] のリストから、データの移行先のリージョンを選択します。
    注: 現時点では、シンガポール リージョンは組織データの移行の対象ではありません。
  6. 15 分以内に移行を開始できる準備が整ったら、[移行時間を計算] をクリックします。

    移行に要する時間が計算されるまでに数分かかる場合があります。準備ができたら、推定実行時間が表示されます。



  7. [次へ] をクリックして次の手順に進みます。
    注: 移行は、15 分以内に開始する必要があります。15 分を超えると最初からやり直す必要があります。残り時間は右下に表示されます。
  8. 移行の詳細を確認し、開始する準備ができたら、[移行を開始] をクリックします。

    移行が開始されると、Automation Cloud からログアウトされます。

移行が進行中の場合、組織には接続できません。移行が完了すると、すべての組織管理者にメールが送信されます。この時点で再びサインインできます。

移行に成功した場合は、[管理] > [組織設定] に新しいリージョンが表示されます。

組織を削除する

重複する組織があるか、クラウドからオンプレミスに移行しているか、または Automation Cloud の使用を停止することにした場合、組織管理者は、組織のデータを明示的に削除することができます。

注: この操作では、ユーザー アカウントではなく組織が削除されます。削除された組織のメンバーだった UiPath ユーザー アカウントは、この操作を行っても削除されません。UiPath フォーラム、アカデミー、その他の Automation Cloud 組織のメンバーであるユーザーは、引き続き、それらに対して自分のアカウントを使用してログインできます。

組織を削除する

Automation Cloud の組織とそのデータを削除する場合は、こちらからサポート チケットを開き、組織の削除をリクエストしてください。

Community、Free、および Pro の無料トライアルの組織

Community、Free、Pro の無料トライアルのライセンス プランを利用している組織の組織管理者である場合は、自分で組織を削除できます。

重要:

最初はソフト削除を実行します。これは、組織、サービス、およびデータに、すべてのユーザーがアクセスできなくなることを意味します。7 日間は、削除を元に戻すことができますが、すべてのデータを復元できる保証はありません

7 日間の猶予期間が経過すると、データにはアクセスできなくなります。

組織を削除するには、次の手順を実行します。

  1. [管理] に移動し、組織を選択して [設定] を選択します。

    組織の [設定] ページが開きます。

  2. 上部の [詳細設定] タブを選択します。
  3. ページ下部の [削除] をクリックします。[組織を削除] ダイアログが開きます。
  4. 組織を削除することにした理由を選択し、[続行]をクリックして次のステップに進みます。
  5. フィールドに、句読点と大文字に留意して組織の名前を入力し、[削除] をクリックします。
    注: テナントの有効化などのテナント操作がまだ実行中の場合は、削除を実行できません。この問題が発生した場合は、操作の完了まで少し待ってからもう一度お試しください。

組織が削除され、すべてのユーザーがアクセスできなくなります。ユーザーは Automation Cloud 組織からログアウトされます。

必要に応じて、7 日以内に削除を元に戻す方法の詳細が記載された確認のメール メッセージが組織管理者のメール アドレスに送信されます。

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