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最終更新日 2024年4月18日

AI ユニット

概要

AI ユニットとは、AI 製品へのライセンスの付与に使用される尺度です。AI ユニットはモデルの使用量に基づいて課金されます。

詳しくは、以下の「使用状況の測定と請求ロジック」および「ライセンスの使用状況の確認」セクションをご覧ください。

これにより、AI ユニットの消費数をテナント レベルで割り当てて追跡することもできるようになりました。 詳しくは、テナント レベルの割り当てに関するページをご覧ください。

注: 既定では、各テナントには 0 AI ユニットが割り当てられ、すべての AI ユニットがアカウント プールから消費されます。テナントに AI ユニットが割り当てられていない場合、AI ユニットは組織アカウント プールから消費されます。テナント プールの AI ユニットがすべて消費された場合、管理者はその特定のテナントに AI ユニットをさらに割り当てる必要があります。

使用状況の測定と請求ロジック

全般的なロジック

このページには、使用するアクティビティに応じた AI ユニットに関する具体的な情報が記載されており、すべての AI 製品のコストを確認できます。

全体的な使用コストは次の式を使用して計算されます。

prediction cost + ハードウェアコスト = 使用コスト

詳しくは、以下のセクションをご覧ください。

  • 予測コスト
  • ハードウェア コスト

予測コスト

予測コストは次の式を使用して計算されます。

input size x モデルの単位原価 = 予測コスト
たとえば、入力サイズが 5000 文字UiPath Custom Named Entity Recognition (UiPath カスタム固有表現抽出) モデルの使用量は次のようになります。
5,000 文字 = 3 単位の使用量: 3 units x 0.5 (単価原価) = 1.5 AI Units

入力データのサイズ

モデル入力の種類入力データのサイズ計算される入力データのサイズ
Document Understanding (UiPath および顧客管理のサードパーティ)Document1 ページ入力ドキュメントに含まれるページ数
Communications MiningJSON1 つのメッセージメールボックスまたはチケット管理システムごとのメッセージ数
Computer Vision画像1 つの画像常に 1
Task Miningデータセット1 つのデータセット常に 1
その他のモデルJSON2000 文字 = 1 単位Ceil(length(input)/2000)
ファイル5 MB = 1 単位Ceil(size/5MB)
ファイル5 MB = 1 単位Ceil(sum(size(input))/5MB)

使用するモデル

モデル請求タイミング単位原価
Document Understanding (UiPath および顧客管理のサードパーティ) 予測ごと Document Understanding のすべてのモデルのリストは、『UiPath Document Understanding ガイド』の「使用状況の測定と請求ロジック」をご覧ください。
Computer Vision予測ごと0
プレビュー版のモデル (UiPath Image Classification (画像分類) など)予測ごと0
Task Mining成功したパイプラインごと5000
Communications Miningアップロード、修正、予測されるメッセージごと1 - Communications Mining の請求ロジックについて詳しくは、公式ドキュメントをご覧ください。
UiPath Light Text Classifier (ライト テキスト分類器)予測ごと0.2
UiPath Multilingual Classifier (多言語分類器)予測ごと0.5
UiPath Custom Named Entity Recognition (カスタム固有表現抽出)予測ごと0.5
オープン ソース パッケージ

予測ごと

0.1
注: Task Mining を除き、パイプラインの実行または ML スキルのデプロイによって消費されるのは、ハードウェアの使用量に関連する AI ユニットのみです。

ハードウェア コスト

ML スキルのデプロイ時のハードウェア コストは、次のように計算されます。

replicas X resource cost

既定のレプリカ数はアカウントの種類によって次のように異なります。

  • Enterprise アカウント: 2
  • その他のアカウントの種類: 1
注: レプリカの数を増やすと可用性が向上します。ユーザーがレプリカの数を 1 に減らした場合、高可用性 (HA) は保証されません。

以下の表を使用して、ML スキルのリソース コストを確認します。

ハードウェア単位原価
0.5 CPU 2 GB RAM (既定)1 AI ユニット/レプリカ/時間
1 CPU 4 GB RAM2 AI ユニット/レプリカ/時間
2 CPU 8 GB RAM4 AI ユニット/レプリカ/時間
4 CPU 16 GB RAM8 AI ユニット/レプリカ/時間
6 CPU 24 GB RAM12 AI ユニット/レプリカ/時間
GPU20 AI ユニット/レプリカ/時間

パイプラインに関連するハードウェア コストについては、以下の表をご確認ください。

ハードウェア単位原価
CPU6 AI ユニット/時間
GPU20 AI ユニット/時間
注: 使用開始時間から課金されます。

消費量の例

バックグラウンド情報

この例のプロセスを自動化するには、次の 2 つの UiPath モデルを使用する必要があります。

まずはじめに、手持ちのデータセットを使用して Multilingual Text Classification (多言語テキスト分類) モデルをトレーニングします。GPU を使用するこのトレーニングは 6 時間 30 分かかります。

両モデルを HA スキルとしてデプロイした後、3 か月間 CPU 上で実行します。この間、Multilingual Text Classification (多言語テキスト分類) モデルにより 20,000 件のテキスト (およそ 3,000 文字) が処理され、Invoices (請求書) モデルにより 10,000 件の請求書 (2 ページずつ) が処理されます。

合計消費数を計算する

  • Multilingual Text Classification (多言語テキスト分類) のトレーニングで消費される AI ユニット数
    7 (時間) x 20 (GPU の 1 時間あたりの AI ユニット数) = 140 AI ユニット
  • Multilingual Text Classification (多言語テキスト分類) を 3 か月間ホストするために消費される AI ユニット数
    24 (時間/日) x 90 (日数) x 2 (1 時間あたりの AI ユニット数) = 4320 AI ユニット
  • Invoices (請求書) を 3 か月間ホストするために消費される AI ユニット数
    24 (時間/日) x 90 (日数) x 2 (1 時間あたりの AI ユニット数) = 4320 AI ユニット
  • Multilingual Text Classification (多言語テキスト分類) を使用して行う予測に消費された AI ユニット数
    20000 (予測数) x 2 (入力データのサイズ) x 0.5 (単位原価) = 20000 AI ユニット
  • Invoices (請求書) を使用して行う予測に消費される AI ユニット数
    10000 (予測数) x 2 (入力データのサイズ) x 1 (単位原価) = 20000 AI ユニット
  • AI ユニットの合計消費数
    ハードウェア コスト + 予測コスト = (140 + 4320 + 4320) + (20000 + 20000) = 48780 AI ユニット

ライセンスの使用状況の確認

すべてのシナリオにおいて、AI ユニットの使用状況は [AI ユニット] で確認できます。



[AI ユニット] セクションのバー上でマウスをホバーするとポップアップが表示され、正確な消費量を確認できます。



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