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UI Automation のアクティビティ
最終更新日 2024年4月3日

画像が消滅したとき

UiPath.Core.Activities.OnImageVanish

画像が表示されなくなるまで待機するコンテナーであり、他のアクティビティを実行できます。

プロパティ

入力
  • Image.Image - 検索する既存の画像です。このフィールドでは Image 変数のみサポートされています。
  • Image.Accuracy - 検索しようとする画像と実際に見つける画像との間の最低限の類似度を表す 0 ~ 1 の測定単位です。見つける画像が検索しようとする画像とわずかに異なる場合に便利です。既定値は 0.8 です。
  • Image.Profile - 使用する画像検出アルゴリズムを変更することができます。 Basic は、平均的な速度とリソースコストを持つ古典的なアルゴリズムです。 Enhanced は、より多くのリソースを犠牲にして、より正確な結果を提供することができます。既定では、このフィールドはBasic に設定されています。
  • Target.Selector - アクティビティの実行時に特定の UI 要素の検索に使用する Text プロパティです。実際には、検索しようとする GUI 要素とそのいくつかの親要素の属性を指定する XML フラグメントです。
  • Target.TimeoutMS - アクティビティの実行が完了するまで待機する時間をミリ秒で指定します。指定した時間が経過しても実行が完了しない場合には、SelectorNotFoundException 例外をスローします。既定値は 30000 ミリ秒 (30 秒) です。
  • Target.WaitForReady - アクションを実行する前に、ターゲットが準備完了になるまで待ちます。次のオプションを使用できます。

    • NONE - ターゲット要素以外の要素の読み込みを待たずに、アクションを実行します。たとえば、UI 要素がすべて読み込まれるまで待つことなく、Web ページからテキストを取得したり、特定のボタンをクリックしたりする場合に、このオプションを使用できます。ボタンがまだ読み込まれていない要素 (スクリプトなど) に依存している場合、これは望ましくない結果を招く可能性があります。
    • Interactive/Complete - 実際に操作を実行する前に、対象アプリのすべての UI 要素が存在するようになるまで待ちます。

      アプリケーションが対話または完了のどちらのステートにあるか調べるには、以下のタグを検証します。

    • Desktop applications - <wnd> タグ、<ctrl> タグ、<java> タグ、または <uia> タグの存在を確認するために wm_null メッセージが送信されます。存在する場合、アクティビティが実行されます。
    • Web アプリケーション:
    1. Internet Explorer - <webctrl> タグは、HTML ドキュメントの Ready ステートが Complete に設定されているかどうかを確認するために使用されます。また、Busy ステートは「False」に設定されている必要があります。
    2. Others - <webctrl> タグは、HTML ドキュメントの Ready ステートが Complete であるかどうかを確認するために使用されます。
    • SAP applications - 最初に <wnd> タグを確認した後、SAP 固有の API を使用して、セッションがビジーかどうかを検出します。
  • Target.Element - 別のアクティビティから返される UiElement 変数を使用します。このプロパティを Selector プロパティと一緒に使用することはできません。このフィールドでは UiElement 変数のみサポートされています。
  • Target.ClippingRegion - UiElement を基準とし、左、上、右、下の方向で、クリッピング四角形 (ピクセル単位) を定義します。正と負の両方の値をサポートしています。
共通
  • 表示名 - アクティビティの表示名です。
  • エラー発生時に実行を継続 - アクティビティが例外をスローした場合でも、ワークフローを継続するかどうかを指定します。このフィールドでは Boolean 値 (True、False) のみサポートされています。既定値は False です。その結果、フィールドが空白で例外がスローされると、プロジェクトの実行が停止します。値を True に設定すると、プロジェクトの実行はエラーに関係なく継続されます。

    注: このアクティビティが [トライ キャッチ] に含まれていて、[エラー発生時に実行を継続] プロパティの値が True の場合、プロジェクトが実行されたときにエラーは発生しません。
オプション
  • 無限に繰り返す - アクティビティでイベントを継続的に監視するかどうかを指定します。このフィールドでは Boolean 値 (True、False) のみサポートされています。True - 指定した画像が表示されるたびにブロックが実行されます。これが既定値です。False - アクティビティが 1 回だけ実行されます。
その他
  • プライベート - オンにした場合、変数および引数の値が Verbose レベルでログに出力されなくなります。

[画像が消滅したとき] アクティビティの使用例

[画像が消滅したとき] アクティビティは、特定の画像が Web サイトから消える時点をチェックします。このアクティビティは、Web サイトからのフローを確認するために使用され、オートメーション プロセスのトリガーとして使用できます。

このアクティビティの使用方法を例示するために、選択した Web サイトで速度テストを実行し、特定のパフォーマンス グレードを割り当てる例を作成しました。自動化されたプロセスはブラウザーを開き、画像が消えるタイミングを検証します。これは、テストが開始されたことを示します。 2番目の [画像が消滅したとき] アクティビティは、テストの完了を確認します。

サンプルと同等のオートメーション プロセスは以下のように構築できます。

  1. Studio を開いて、新しいプロセスを作成します。
  2. [シーケンス] アクティビティをワークフロー デザイナーにドラッグします。

    • 次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      website

      文字列

       
  3. [代入] アクティビティを [シーケンス] コンテナー内部にドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、式 "Insert Website URL"[ラベル] フィールドに追加します。
    • "Website"Title フィールドに追加します。
    • Result (値) フィールドに変数 website を追加します。
  4. [ブラウザーを開く] アクティビティを、[入力ダイアログ] アクティビティの下に配置します。

    • "https://tools.pingdom.com"Url フィールドに追加します。
    • [プロパティ] フィールドで、[ブラウザーの種類] ドロップダウン リストから IE オプションを選択します。
    • [新しいセッション] オプションのチェックボックスをオンにします。これにより、選択したブラウザーの新しいセッションが開始されます。
  5. [文字を入力] アクティビティを [ブラウザーを開く] アクティビティの [Do] コンテナー内にドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、[ターゲット] ドロップダウン リストから Target オプションを選択します。
    • "<webctrl id='urlInput' tag='INPUT' />"Selector (セレクタ) フィールドに追加します。
    • WaitForReady ドロップダウン リストから INTERACTIVE オプションを選択します。
    • [テキスト] フィールドに変数 website を追加します。
    • [アクティベート] オプションのチェックボックスをオンにします。これにより、ブラウザーが前面に表示され、テキストが書き込まれる前にアクティブ化されます。
  6. [クリック] アクティビティを、[文字を入力] アクティビティの下に配置します。

    • [プロパティ] パネルで、[実行後の待機時間] フィールドに値 1000 を追加します。
    • [クリックの種類] ドロップダウン リストから CLICK_SINGLE オプションを選択します。
    • MouseButton ドロップダウン リストから BTN_LEFT オプションを選択します。
    • Target ドロップダウン リストから Target オプションを選択します。
    • "<webctrl tag='INPUT' type='submit' />"Selector (セレクタ) フィールドに追加します。
    • WaitForReady ドロップダウン リストから INTERACTIVE オプションを選択します。
    • CursorPosition ドロップダウン リストから CursorPosition オプションを選択します。
    • Position ドロップダウン リストから Center オプションを選択します。
    • KeyModifiers ドロップダウン リストから None オプションを選択します。
  7. [待機] アクティビティを、[クリック] アクティビティの下にドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、[待機期間] フィールドに値 00:00:02 を追加します。これにより、アクティビティの間に 2 秒間の遅れが許可されます。
  8. [画像が消滅したとき] アクティビティを、[待機] アクティビティの下に配置します。

    • [プロパティ] フィールドで、[画像] ドロップダウン リストから ImageTarget オプションを選択します。
    • Accuracy (精度) フィールドに値 0.8 を追加します。
    • Profile ドロップダウン リストから Basic オプションを選択します。
    • Target ドロップダウン リストから Target オプションを選択します。
    • WaitForReady ドロップダウン リストから INTERACTIVE オプションを選択します。
    • RepeatForever フィールドに値 False を追加します。
  9. 新しい [画像が消滅したとき] クティビティを、前の [画像が消滅したとき] アクティビティの [Do] コンテナー内にドラッグします。

    • [プロパティ] フィールドで、[画像] ドロップダウン リストから ImageTarget オプションを選択します。
      • Accuracy (精度) フィールドに値 0.8 を追加します。
      • Profile ドロップダウン リストから Basic オプションを選択します。
      • Target ドロップダウン リストから Target オプションを選択します。
      • "<webctrl id='speedometer' tag='svg' />"Selector (セレクタ) フィールドに追加します。
      • WaitForReady ドロップダウン リストから INTERACTIVE オプションを選択します。
      • RepeatForever フィールドに値 False を追加します。
    • [画像が消滅したとき] アクティビティの [Do] コンテナーを選択して、次の変数を作成します。

      変数名

      変数の型

      既定値

      grade

      文字列

       
  10. [Do] コンテナー内部に [テキストを取得] アクティビティをドラッグします。

    • [プロパティ] パネルで、[ターゲット] ドロップダウン リストから Target オプションを選択します。
    • [セレクター] フィールドに式 "<html title='Pingdom Tools' /><webctrl parentname='Performance grade' tag='app-grade-badge' />" を追加します。これにより、Web サイトからパフォーマンス グレードが取得され、その値が変数 grade に格納されます。
    • WaitForReady ドロップダウン リストから INTERACTIVE オプションを選択します。
    • Values (値) フィールドに変数 grade を追加します。
  11. [メッセージ ボックス] アクティビティを、[テキストを取得] アクティビティの下に配置します。

    • [プロパティ] パネルで、[ボタン] ドロップダウン リストから Ok オプションを選択します。
    • "Performance Grade is " + gradeText (テキスト) フィールドに追加します。これにより、提供した Web サイトにより取得したグレードが表示されます。
    • TopMost オプションのチェックボックスをします。メッセージ ボックスが常に前面に表示されます。
  12. プロセスを実行します。ロボットは、Web サイトのアドレスを入力するよう求め、新しいブラウザーを開いて、www.pingdom.com Web サイトにアクセスし、追加したアドレスのパフォーマンスを検証し、パフォーマンス グレードが記載されたメッセージ ボックスを返します。

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